|
叱られる意味がわかって「ごめんなさい」が言えるまで、ゆっくり待ちましょう
(カテゴリー:赤ちゃんとのくらし 投稿日:2006/12/09 相談:No.0154)
●子どもの「イヤイヤ」は「自分はこうしたい」と言っていることが多いのです
お手紙にはどんなときに「イヤイヤ」というのか具体的に書かれていないのですが、子どもが「イヤイヤ」というときには「こうしたい」という自分の気持ちをママに伝えていることがほとんどです。たとえば公園でママが「おうちに帰ろう」と誘っても「イヤ!」というのは「もっと遊びたい」のでしょう。おやつのお菓子を食べずに手でこねるので「やめなさい」というと「イヤ!」というのは、「楽しいの。もっとやりたい!」ということでしょう。
子どもの「イヤイヤ」は「自分はこうしたい」という意思侮ヲなのですね。1歳6か月ころから自己主張が激しくなったそうですが、どの子もそうです。まだ芽生えの時期ですが自我が育ってきたからです。
●子どもの欲求に寄り添うと叱ることが少なくなります
これからも1日に何度も「イヤイヤ」と自己主張することがあるでしょう。そんなとき「イヤイヤばかり言うのは悪い子よ。ごめんなさいしなさい」と叱る前に、イヤイヤの背後にある欲求を想像してみてください。たとえば公園では「早く帰って家事をしたい」ママの気持ちを抑えて「あと5回だけ滑り台しようね」とつきあってみましょう。おやつをごねたら「食べ物はおもちゃじゃないの。こっちにしよう」と紙粘土を渡して好きなだけこねさせましょう。
大人にはわがままに思えることも、子どもの立場に立つと、成長に欠かせない探究心の浮黷セったり、遊びへの欲求だったりすることがいっぱいあります。そんな欲求を理解して歩みよると、「ダメ!」「いけません」「悪い子ね」と叱ったり、「ごめんなさいを言いなさい」と強いることも少なくなるでしょう。もちろん人を叩く、物を投げる、こんなときはピシッと叱ってくださいね。
●「ごめんなさい」の言葉の意味がわかるまで待ってあげましょう
ママは「叱って言わせても、本人は叱られたから言ったって感じで、あやまる意味が分からないからダメだというのは分かってる」のですね。ママが言う通りです。言葉には意味があります。「ありがとう」というときには感謝の気持ちがこもっていてほしいですね。「ごめんなさい」をいうときも、「悪いことをした」という自覚があってほしいものです。
ママが「ごめんなさい」が言える子になってほしいと願うのは、していいことと悪いことの区別を教えたい、悪いことをして叱られたら素直に謝るいい子になってほしいからかだと思います。それには「ごめんなさい」という言葉だけが一人歩きするのではなく、「こういうことはしてはいけないのよ」と教えてあげることが先かと思います。
してはいけないことや叱られる理由がわかってくると、「ごめんなさい」という言葉も自然に出てきます。そして3歳ぐらいになると子どもの社会性はグンと発達します。周囲への思いやりも育ってきます。たとえば悪気はないものの自分が振り回した本がママの顔にあたったりすると、「ママ痛い? ごめんね」と言えるようになります。まだ2歳と3か月です。ゆっくり待ってあげてください。
長時間子どもと向き合う育児の中では、いつも笑顔でやさしくて寛大なママでいるのは難しいものです。「ついキツイ口調になる」こともあります。「ごめんなさい」を言わせることにこだわって1時間泣かせてしまうこともあります。そんなときはママも素直に「ごめんなさい」とあやまってあげてください。ママもパパも素直に「ごめんなさい」が言える家庭がいいですね。「ごめんなさい」だけでなく、「ありがとう」という素敵な言葉もいっぱいあふれる家庭であってほしいと思います。
|